闘牛 (Toros)
闘牛 (Corrida de toros)
闘牛はスペイン語では、Toros または Corrida、正式には Corrida de toros で、英語では、Bullfight と呼ばれます。
スペインの公式闘牛シーズンは毎年バレンシアの火祭り(3月12日〜19日)と共に開幕し、10月のサラゴサのピラール祭をもって終了します。マドリッドとバルセロナの闘牛場では基本的に毎週日曜日に闘牛が開催されますが、その他の闘牛場では当地の祭り・行事に合わせての開催となります。マドリッドで日曜に闘牛を見るのが、最も一般的で計画を立てやすい方法です。下記に主な闘牛のスケジュールを紹介します。但し 闘牛の興行スケジュールは天候、闘牛士、闘牛、その他やむを得ない理由により変更される場合がありますのでご注意下さい。
バルセロナの闘牛場は子供(13歳まで)は入場できません。
もし子供様連れで行かれる場合は、入場門にてパスポート等の提示による年齢証明を必要とされます。14歳以上は、入場可能です。
開始時間
原則、日没2時間前にスタートします。その為 開始時間は季節によって違い、春・秋は18時前後、夏は19時前後の開始となります。 この2時間の間に3人の闘牛士が各2回出場し、計6頭の牛と闘いを繰り広げます。
入場券の買い方
入場券の購入方法は各闘牛場によって若干異なりますが、一般的には闘牛場の窓口で闘牛開催日の前日・当日(入場券が売り切れるまで) 購入出来ます。夏の暑い時期がシーズンである闘牛では、料金の高い順に、終始日陰である日陰席「Sombra」、最初は日向で徐々に日陰になる日向日陰席「Sol y Sombra」、終始日向である日向席「Sol」と、大きく3つに分かれています。このほかにも 料金は座席によって細かく設定されていますので、各闘牛場で確認する必要があります。
闘牛場
スペイン全土には500を越える常設闘牛場があります。各闘牛場は開催回数およびその規模・収容人数により1級から3級闘牛場まで格付けされており、出場闘牛の重量も規定されています(正式闘牛の場合、一級闘牛場出場闘牛は460Kg以上)。 尚、1級闘牛場には、マドリッド、セビーヤ、バルセロナ、バレンシア、サラゴサ、ビルバオ、コルドバ、パンプローナの闘牛場があります。常設闘牛場以外にもチンチョンのマヨール広場で開催される闘牛のように、仮設の闘牛場が用意される場合もあります。
お祭りに伴って開催される主な闘牛
【3月】
バレンシア
バレンシアの火祭り 12日〜19日(毎年同時期開催)
カステヨン
マグダレナのマリア祭
【4月】
セビーヤ
春祭り
【5月】
マドリッド
フェリア・デ・コムニダ 5月2日 前後数日間
サン・イシドロ祭(闘牛祭)5月中旬〜6月上旬毎日開催
ヘレス
馬祭り
コルドバ
フェリア・デ・マヨ
【6月】
アルへシラス
フェリア・レアル
グラナダ
聖体祭
【7月】
ブルゴス
フェリア・デ・サン・ペドロ
パンプロ−ナ
サン・フェルミン 7日〜14日 (毎年同時期開催)
【8月】
マラガ
フェリア(夏祭り) 中旬
チンチョン
守護聖人祭 中旬
【9月】
ロンダ
ゴジェスカス祭 上旬3日間
サラマンカ
闘牛祭 中旬約1週間
セビーヤ
フェリア・デ・サン・ミゲル
【10月】
サラゴサ
ピラール祭 12日前後数日間
マドリッド
フェリア・デ・オトーニョ 10月の2回の週末
注:闘牛の最終プログラムは開催日の10日前後にならないと発表にならないことが多いため上記にご紹介する期日は直前に変更されることがあります。事前に再度ご確認下さい。
尚、闘牛の開催期間はお祭りの開催期間と一致するとは限りません。